交通事故

危険な運転から身を守るには~あおり行為への対処法と裁判例~

1 最近、高速道路の追い越し車線上で後ろを走る車両を強引に停車させ、その結果として後続車両の追突を誘発したという事件が、ニュースとなっています。二人の死者を出していることからも、世間の注目を集めています。

高速道路に限らず、危険な幅寄せやあおり運転をされてしまった場合、どのように対処すべきかは非常に難しいところがあります。上記のような事件を聞くと、安易に停車することも躊躇されますし、かといって、高速度で逃げる、急な右左折や転回をする、というのも危険が伴う運転行為と言わざるを得ません。

 

少し前の裁判例ですが、あおり行為から逃げるための速度超過運転が、道路交通法違反で起訴された事案(札幌高裁平成26年12月2日判決)を紹介し、検討をしてみたいと思います。 (さらに…)

交通事故の賠償請求 Q&A

今回は、下記の交通事故の賠償請求に関し、Q&Aでご説明します。

・内縁関係の妻は交通事故で死亡した夫について賠償請求ができるかどうか

・相続放棄と交通事故の賠償請求について   (さらに…)

デイサービス送迎時の事故と自動車保険の適用

1 今回は、最近出された最高裁判決の中から、老人デイサービスの送迎時(降車時)の事故に関する最高裁平成28年3月4日第二小法廷判決をご紹介します。

 

2 事案の内容

デイサービスを利用していたAさん(当時83歳。提訴以前に死亡。)が、当該デイサービスセンターの送迎車から降車する際に骨折し、入院治療を受け、後遺障害も残りました。そこで、Aさんは送迎車両にかけられていた自動車保険の搭乗者傷害特約(後程説明を補足します。)に基づいて、保険会社Bに入院治療費を請求し、支払を受けました。さらに、Aさんが後遺障害保険金の支払いを請求したのが、本件裁判です。 (さらに…)

人身傷害保険と賠償請求との関係

自動車保険に人身傷害保険が附帯しているときには、交通事故の被害者になった保険契約者が、自らの契約保険会社に人身傷害保険金の請求をすると、一定の基準に従って、保険金が支払われます。その支払い基準は、保険会社により異なっていますが、加害者に対する賠償請求の基準と比べると低い基準となっています。 (さらに…)

交通事故の示談にあたっては過失相殺にも気を配って下さい!

交通事故の被害に遭った場合、加害者側が任意保険に加入していれば、保険会社の担当者と示談交渉をすることになりますが、保険会社の方からは、事故にあたっては、被害者の方にも落ち度があるので、一定割合を過失相殺(かしつそうさい)するといわれることがあります。 (さらに…)

自転車のルールってどうなってるの?~改正道交法を踏まえて~

1   今年の6月1日から、改正された道路交通法が施行となりました。この改正によって、自転車についてのルール・  規制が大きく変わったということは、皆さんもニュースなどでご存じかと思います。

 

もっとも、「規制が厳しくなったということは聞いているけど、具体的にどう変わったのかわからない」という方も多いかもしれません。そこで、今回の改正のポイントを中心に自転車の規制について説明します。 (さらに…)

交通事故の賠償基準

Q 私は、先日、追突事故に遭い、軽いむち打ち症となり、4ヶ月間で10日間通院をしました。示談の話が出て、保険会社の担当者の方から、「慰藉料については、自賠責基準に基づいて保障します、1日4200円の10日分で4万2000円になります。」と言われました。治療費は全て支払われおり、また、会社の勤務終了後に通院をしていましたので、減収分はありません。

「自賠責基準」というのは何でしょうか。また、慰藉料の金額としてはこの程度のものなのでしょうか。今すぐ示談に応ずるべきか迷っています。 (さらに…)